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サルがお風呂に入る理由「地獄谷野猿公苑」

日本人のお風呂好きは言うまでもありませんが、お風呂が好きな動物もいます。
長野県の北部、上信越高原国立公園には、サルが温泉に入ることで有名な「地獄谷野猿公苑」があります。

国立公園といっても、渓谷に位置する自然のままの場所で、険しく切り立った断崖にあるそこはとても厳しい環境です。
そんな場所でサルが露天風呂につかる理由は、ズバリ「暖をとるため」。

地獄谷野猿公苑のサルはすべて野生で、そもそも温泉に自分から入る習慣はありませんでした。

リンゴ園のリンゴを荒らさないよう、人がサルに餌を与えていたところ、

 たまたま温泉に落ちたリンゴを取りに「しぶしぶ」温泉に入ったサルがいて、そこからリンゴをあげなくても自分から温泉に長時間つかるサルが続出したそうです。

ちょうど冬場で、入ってみたら「こりゃあったかい!」って感じだったかもしれませんね。サルがお風呂の気持ちよさに出会った瞬間です。

ただし、サルが露天風呂を楽しむのは冬場だけ。暖かい季節は決して入らないそうです。
熱い夏でも暖かいお風呂に入る人間は、サルから見れば狂気の沙汰かもしれませんね。

住所は下高井郡山ノ内町平穏6845、入苑料は大人800円、小人400円です。世界中から観光客が訪れるため、狭い駐車場はすぐにいっぱいになります。できれば、公共交通機関を利用しましょう。